ミノキシジルは、もとは血管拡張剤として使用されていた医薬品の一種です。
そのため、当初は高血圧患者などに処方されていましたが、服用者の中に多毛症があらわれたことから、男性型脱毛症(AGA)の治療薬として注目されるようになりました。
その後、ミノキシジルは1980年代に米国『ファイザー社』により研究が進められ、はじめて米国食品医薬品局(FDA)から認可を取得。以来、AGA治療薬として正式に販売されています。
日本では、1999年にミノキシジルを含む育毛剤『リアップ』が販売されましたが、ミノキシジル濃度が1%と低かったため、日本国内での販売以降も、2%や5%濃度のものを個人輸入代行業者から入手する方が多くなっています。
ミノキシジルには、塗布した皮膚下の血管を一時的に拡張する作用があります。
血行を良くなると毛母細胞に必要な栄養素の循環が良くなり、抜け毛を防いで発毛を促進することができます。
ミノキシジルは、男性型脱毛症(AGA)に対して高い確率で効果を発揮し、特に頭頂部の薄毛に大きな効果が見られています。
実際、ミノキシジルの使用者の30%に発毛効果が確認されており、そのうち10%の方は完全に薄毛が改善したという結果が報告されています。
また、ミノキシジルを長期使用すると、発毛効果だけではなく、髪にハリやしなやかさが出て、髪質の改善につながります。
ミノキシジルの効果を実感するためには、最低でも6ヶ月の継続使用がすすめられています。
髪は発毛・脱毛を一定のサイクルで繰り返しているため、すぐに効果があらわれるものではありません。そのため、使用を短期間で中断した場合は、生えてきた毛髪が抜けてしまう可能性もあります。
早い方でも効果を実感するまでには1~2週間ほどかかりますので、根気よく継続して使用し、経過を見ると良いでしょう。
また、ミノキシジルには低確率で副作用のリスクが発生しますので、用法・用量はきちんと守って使用しましょう。