ロゲインなどの育毛剤を使用していると、個人差はありますが、使用開始2、3週間の間に、初期脱毛という症状が起こる場合があります。
初期脱毛の症状は使用前よりも抜け毛が増えるといったものですが、一般的には一定期間だけ発症することなので、心配ないとされています。
そのまま使用を続けることにより、発毛効果がでている方が多く見られますので、すぐに使用を中止せずに、経過を観察するようにしましょう。
ロゲインによる初期脱毛は、頭皮環境を改善させているために起こる現象です。
毛髪は永久的に伸び続けるものではなく、抜けては生えるといった成長期、退行期、休止期のヘアサイクル(育毛周期)をくり返しています。
一般的にヘアサイクルは4~8年といわれていますが、男性型脱毛症(AGA)はこのヘアサイクルが乱れ、成長期が短くなることによって発症します。
そのため、薄毛を改善させるには、ヘアサイクルを正常に回復させることが重要になります。
そして、ミノキシジルを含むロゲインには、頭皮の血行を良くして発毛を促進する作用により、乱れたヘアサイクルを活性化させて、正常な状態に戻す効果があります。
ロゲインでヘアサイクルを改善すると、それまでのヘアサイクルが一時的にリセットされます。
すると、乱れたヘアサイクルの中で生えた髪が一度抜け、新たな生え替わりが行われるようになります。
このリセット作業こそ初期脱毛であり、ロゲインが効いている証拠でもあるのです。
初期脱毛はリセット作業が終わった頃に改善されるため、その後も定期的にロゲインを使い続けることで、太く強い、コシのある髪が成長するようになります。
ただ、6週間経っても初期脱毛が続いていたり、抜け毛が異常に多い場合は、皮膚科などの医療機関で診察を受けたほうが良いでしょう。